<韓国情報>韓国人はなぜ新年にトックを食べるようになったのでしょうか?
- ONLINE-KOREA

- 1月2日
- 読了時間: 2分
韓国人は新年が明けるとトック(餅スープ)を食べる習慣があります。
トックを食べる行為は、年齢が1歳増えることを意味するとも言われています。
では、韓国人はなぜ新年にトックを食べるようになったのでしょうか?

韓国の伝統食品振興院によれば、旧正月にトックを食べる風習がいつから始まったのかは不明ですが、朝鮮後期に編纂された『東国歳時記』や『熱陽歳時記』など、韓国の歳時風俗を記録した文献には、正月のお供え物や年始の宴席で欠かせない食べ物として記されています。
トックを食べる行為について、作家の崔南善(チェ・ナムソン)は著書『朝鮮常識』で、非常に古い風習であり、上古時代の新年祭で食べられていた祭祀的な性格から由来したものだと述べています。
つまり、旧正月は天地万物が新たに始まる日であり、厳粛で清潔でなければならないという原始宗教的な思想から、清らかな白餅で作られたトックを食べるようになったというのです。

また別の理由として、富を願う意味があるとされています。
トックに使われるガレトック(棒状の餅)の形に由来しており、薄く切った楕円形が昔の貨幣である葉銭(よっじょん)に似ているため、トックを食べながらお金持ちになることを祈ったと言われています。

健康や長寿を祈る気持ちでもトックを食べました。
ガレトックが長寿を象徴するためです。
これもまた、長く伸びたガレトックの形に由来し、そのように長生きを願う心が込められているのです。
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